ハリー・ポッターTCGの遊び方。魔法の物語はどの仕組みになったか

筆者が撮影した写真

Harry Potter カードゲームでは、相手のライフを0にしても、まだ勝ちではありません。
勝つには、ライフが0になった相手のパートナーへ、もう一度攻撃を通す必要があります。
そしてライフを削られた側は、めくれたカードを手札に加えるか、魔力の元として場に置けます。

Harry Potter カードゲームは、小説と映画の「ハリー・ポッター」シリーズの登場人物や魔法で戦う、2人対戦のTCG(トレーディングカードゲーム。カードを集めて自分のデッキを組んで遊ぶカードゲーム)です。ムービックが出していて、スターターデッキ/グリフィンドールは、そのまま遊べる構築済みのデッキです。魔法使いたちの物語は、カードゲームのどの仕組みになったのでしょうか。

この記事で分かること

  • 相棒は最初から場にいる:パートナーはデッキに入れず、置き場に出してから始めます。攻撃を受け止める的でもあります。
  • 呪文はキャラを休ませて唱える:Magicアイコンを持つキャラを横にすると、呪文をコストなしで使えます。
  • 倒れた仲間は戻ってくる:決闘に負けたキャラは控えの場に下がり、同じカードを1枚捨てると前線へ戻ります。
ゲームマーケット2026秋の戦利品とHarry Potter カードゲームのスターターデッキを机に並べた写真
今回の戦利品と一緒に並べた写真。左中央の赤い箱がグリフィンドールのスターターデッキです。

どんなゲーム?:990円の構築済みデッキ

スターターデッキ/グリフィンドールは、2026年4月25日に発売された構築済みデッキで、希望小売価格は990円(税込)です。カード52枚と、カードを置く場所を描いたプレイシート、マーカーシートが入っています。カードはすべてスターターデッキ専用です。

寮ごとのスターターデッキは、グリフィンドールとスリザリンの2種類です。カードを足すためのブースターパック(1袋440円)は、次の3つが出ています。

  • 『ハリー・ポッターと賢者の石』Part.1(2026年4月25日)
  • 『ハリー・ポッターと賢者の石』Part.2(2026年8月29日)
  • 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』Part.1(2026年10月24日)

勝ち方:ライフ0の相手にもう一度攻撃を通す

勝つ方法は2つあります。

  • 相手のライフが0枚のときに、相手のパートナーにダメージを与える
  • 相手のデッキが0枚になる

デッキは、ちょうど50枚で組みます。カード番号が同じカードは4枚までです。これとは別に、パートナー1枚とMPカード1枚を用意します。

準備では、パートナーを表向きで置き場に出し、デッキから7枚引いて手札にします。手札は1回だけ引き直せます。最後にデッキの上から3枚を裏向きのままライフ置き場へ移します。ライフは数字ではなく、この3枚のカードです。

ターンの流れ:魔力を貯めて、カードを出す

1回のターンは、3つの段階に分かれます。

  1. スタンバイ:デッキから1枚引き、自分のカードを全部縦向き(活動状態)に戻します。手札を1枚、MPフィールドに置くこともできます。
  2. メイン:カードを出す、効果を使う、相手に決闘を挑む、倒れたキャラを復帰させる、を好きな順番で好きな回数行います。
  3. エンド:手札が7枚より多ければ、7枚まで捨てます。

カードを出すには、MP(魔力のようなもの)を払います。MPフィールドに置いたカードを横向き(休息状態)にすると、そのカードに描かれたアイコンの数だけMPが出ます。毎ターン手札を1枚ずつMPフィールドへ置けるので、ターンが進むほど重いカードを出せるようになります。

キャラを置く場は2つです。前線のメインフィールドには3枚、控えのサポートフィールドには4枚まで置けます。決闘に加われるのは、メインフィールドのキャラだけです。

決闘:APがDP以上なら勝ち

メインフィールドの活動状態のキャラを休息状態にすると、決闘を挑めます。相手として選べるのは、相手のパートナーか、相手の休息状態のキャラです。そのターンに場へ出たキャラは、決闘を挑めません。

挑まれた側は、メインフィールドの活動状態のキャラを休息状態にして、ブロックできます。ブロックしたキャラが、かわりに決闘を受けます。

勝ち負けは、挑んだ側のAP(攻撃の強さ)と、受けた側のDP(守りの強さ)で決まります。APがDP以上なら挑んだ側が勝ち、受けた側のキャラはダウンします。APがDPより小さければ、何も起きません。同じ対象を攻撃できるキャラが2枚あれば、2枚のAPを足して挑むこともできます。

パートナーが攻撃を受けると、ライフの一番上の1枚を表にして、次の3つから1つを選びます。

  • 手札に加える
  • 活動状態でMPフィールドに置く
  • カードにブレイク効果があれば、その効果を使って捨て札に置く

ライフを削られるたびに、守る側は手札かMPが増えます。追い込まれた側が持ち直せる作りです。

魔法使いの物語は、どの仕組みになったのか

ここまでのルールを、物語の場面と並べてみます。

主人公の相棒:パートナー

パートナーは、プレイヤーの相棒となるカードです。ゲームで使うのは1枚だけで、デッキには入れず、最初から置き場に出ています。決闘の途中で使える「アシスト」の効果を持ち、同時に、ライフが0になった後のとどめを受ける的でもあります。物語の中心にいる人物が、最初から最後まで場に立ち続けます。

杖をふるう魔法:Magicアイコン

Magicカードは、使ったらすぐ捨て札に置く、使い切りの呪文のカードです。払い方は2通りあります。

  • MPフィールドのカードを休息状態にして、コストを払う
  • Magicアイコンを持つメインフィールドのキャラを休息状態にして、そのキャラのコスト以下のMagicカードをコストなしで使う

2つ目の払い方では、魔力の元のカードではなく、キャラ自身が呪文を唱えます。ただし、そのターンに場へ出たばかりのキャラは使えません。休息状態にしたキャラは決闘を挑めないので、呪文を唱えるか、杖を下ろして戦うかを選ぶことになります。闇の呪文のためのDark Magicアイコンもあり、Dark Magicのカードは今後の商品で登場する予定です。

倒れても戻ってくる仲間:ダウンと復帰

決闘でダウンしたキャラは、持ち主がサポートフィールドへ移すか、捨て札へ移すかを選びます。サポートフィールドへ下げたキャラには、まだ出番があります。

手札から、そのキャラと同じカード番号のカードを1枚捨て札に置くと、サポートフィールドのキャラをメインフィールドへ戻せます。これを「復帰」と呼びます。復帰したキャラは、そのターンに場へ出たカードでなければ、すぐに決闘を挑めます。

まとめ:物語とゲームの仕組み

仕組み中身
勝ち方ライフ0の相手のパートナーを攻撃
デッキ50枚+パートナー+MPカード
パートナー最初から置き場にいる相棒
Magicキャラを休ませてただで唱える
決闘APがDP以上なら勝ち
ライフ削られると手札かMPになる
復帰同じ番号を捨てて前線へ戻る

多くのカードゲームでは、呪文はコストを払って唱えるもので、ライフは減るだけのものです。Harry Potter カードゲームは、呪文をキャラが唱えるもの、ライフを削られた側の助けになるものにして、相棒と仲間が場に立ち続ける形を作っています。

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本記事は、Harry Potter カードゲームの公式ルールマニュアル・公式サイトをもとに、筆者が自分の言葉でまとめたものです。写真は筆者が購入した商品を撮影しました。Harry Potter カードゲームの名称・画像の権利は、Warner Bros. Entertainment Inc.、株式会社ムービックと各権利者に帰属します。

参考資料

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