ERROROIDでは、自分のアンドロイドの能力を使うと、そのアンドロイドの正体が明かされます。
犯人の〈エラーロイド〉の正体が明かされたら、その場で勝負がつきます。
だから、強い能力を持つアンドロイドを使わずにいるだけで、相手に疑われます。
ERROROID(エラーロイド)は、わかさ生活のゲームブランド「WAKASA GAMES」が出している、2人用の推理カードゲームです。カードで攻め合う対戦ゲームでありながら、相手が隠した犯人を当てる推理ゲームでもあります。なぜカードバトルの中で、推理が成り立つのでしょうか。
この記事で分かること
- 勝ち方は「犯人を先に暴く」:お互いに7体のうち1体を犯人に決め、相手の犯人を先に表に出した方が勝ちます。
- 証拠がアリバイに届くと正体が出る:推理カードで証拠のダイスを積み、アリバイの数に達したアンドロイドは正体を明かします。
- 能力を使うと自分も正体を明かす:犯人だけは能力を使えないので、使わない動きそのものが手がかりになります。

どんなゲーム?:2人、10〜20分、13歳以上
ERROROIDは、正体隠匿系(自分の役割や正体を隠して戦う種類)のカードゲームです。2024年に発売された作品を、わかさ生活とのタイアップでイラストとデザインを一新した新装版です。ゲームデザインは上田ガイアさんです。
舞台は、仕事用のアンドロイドが広まった近未来です。アンドロイドだけが暮らすマンションで、ただひとりの人間だった管理人が殺されます。プレイヤーは疑われたアンドロイドの側に立ち、廃棄処分を免れるために真犯人の〈エラーロイド〉を探します。
箱には、アンドロイドカード28枚、推理カード42枚、推理力のトークン20個、証拠のダイス14個、遊び方説明書が入っています。拡張版の「オルタナティブ」も出ていて、ゲームマーケット2026秋では、新しい拡張版「ERROROID ~ブローアウト~」の販売も予定されていました。
勝ち方:相手のエラーロイドを先に暴く
お互いの場には、シャーロット、ルーカス、アイビー、ベン、リリアン、オリバー、セイントの7体のアンドロイドが並びます。そのうち1体を、こっそり〈エラーロイド〉のカードに置き換えます。7体のうち誰が犯人かは、相手には分かりません。
アンドロイドの正体が表に出ることを「オープン」と呼びます。オープンしたのがただのアンドロイドなら、そのカードが場から取り除かれるだけで、ゲームは続きます。オープンしたのがエラーロイドなら、その時点でゲームが終わります。相手より先に相手のエラーロイドをオープンさせれば勝ちです。
1ターンの流れ:推理力をためて証拠を積む
準備では、推理カードを山札にして4枚引き、先攻と後攻を決めます。自分の番は、おおまかに次の流れで進みます。
- 補充:手札を補充し、推理力をためます。
- 推理:推理力を払ってカードや能力を使い、相手のアンドロイドに証拠を積みます。
- オープン:証拠が限界に達したアンドロイドは、正体を明かします。
推理力は、カードを使うための力です。TCG(トレーディングカードゲーム)のマナのようなもので、青い石のトークンで表します。1ターンに1個ずつ増え、使っても次のターンには回復します。ターンが進むほど一度に払える量が増え、強いカードを使えるようになります。
推理カードには、相手のアンドロイドに証拠を足す効果が多くあります。たとえば《挙動不審》は、証拠が無いアンドロイドに+2、すでに証拠があるアンドロイドに+4します。証拠を積む相手を使った側が選ぶカードもあれば、積まれる側が選ぶカードもあります。
証拠とアリバイ:ダイスがアリバイに届いたら
アンドロイドカードの右下には「アリバイ」の数が書かれています。オリバーは6、ほかの6体は5です。積まれた証拠は、ダイスの目で数えます。
証拠がアリバイと同じ数以上になったアンドロイドは、その時点で必ずオープンし、ゲームから取り除かれます。ほかのカードの効果を解決している途中でも、すぐにオープンします。
オリバーだけは特別で、相手の番に証拠がちょうど4になったときにも、自動でオープンして効果を発動します。
なぜカードバトルの中で推理が成り立つのか:能力を使うと正体を明かす
7体のアンドロイドには、それぞれ固有の能力があります。カードの左上に書かれた数だけ推理力を払えば使えます。たとえばシャーロットは、推理力を3払って相手のアンドロイドを1体オープンさせます。アイビーは、相手のアンドロイドを名指しして証拠を+1することを3回繰り返します。
ただし、能力を使ったアンドロイドは、自分もオープンします。能力を使うためにエラーロイドをオープンした場合は、能力は発動せず、その時点でゲームが終わります。つまり、犯人のアンドロイドの能力は、使った瞬間に勝負が終わるので、どれほど強くても使えません。
- 強い能力を持つのに一度も使われないアンドロイドは、犯人かもしれない
- 積まれる側が置き場所を選べる証拠では、どこを避けたかが手がかりになる
- ベンの能力や《尋問》のように相手に答えを求める効果には、嘘をつかずに答える決まりがある
カードを使い、証拠を積み、能力を使う。対戦の一手一手が、そのまま相手への情報になります。ERROROIDでは、カードバトルの動きそのものの中に手がかりが生まれます。
逆に言えば、相手の読みを外すには、あえて犯人の近くに証拠を置かせたり、犯人でないアンドロイドの能力を早めに使ったりする駆け引きが要ります。どこまで手の内を見せるか。その読み合いが、このゲームの推理です。
切り札:リヴィールカード
相手のアンドロイドを1体指定してオープンさせる、特別な「リヴィールカード」もあります。推理が当たっていれば、一枚で勝負を決められます。
そのぶん、使うための推理力は先攻で13、後攻で12と重く設定されています。ただし自分のアンドロイドがオープンされるたびに、必要な推理力が減っていきます。追い込まれた側ほど、一発逆転を狙いやすくなる仕組みです。
まとめ:ERROROIDの仕組み
| 仕組み | 中身 |
|---|---|
| 勝ち方 | 相手の犯人を先に暴く |
| 場 | 7体のうち1体が犯人 |
| 推理力 | 1ターンに1ずつ増える |
| オープン | 証拠がアリバイ以上 |
| 能力 | 使うと自分もオープン |
| 切り札 | リヴィールカードで指定 |
多くのカードゲームでは、手札や能力を使えるときに使うのが基本です。ERROROIDは、使うたびに自分の正体を明かす仕組みにして、「使えるのに使わない」ことにまで意味を持たせています。それが、カードバトルの中で推理を成り立たせています。
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